Emerson Lake & Palmer(エマーソン・レイク・アンド・パーマー)/TARKUS(1971)国内盤
プログレ・バンド、EL&P(エマーソン・レイク・アンド・パーマー)のセカンド・アルバム。1971年リリース。
メロディ・メーカー誌で長年人気投票1位だったビートルズが、解散にともなって次にトップに躍り出たのがレッド・ツエッペリンだ。
しかし翌年、このアルバムでEL&Pが一位となった。
そんな、プログレ黎明期を代表するアルバムで、アナログ盤で、A面全てをしめるタイトル曲「Tarkus」は、NHK大河ドラマ「平清盛」のテーマ曲に使用され、プログレに興味のない方にも、知名度が高い曲。
「タルカス」とは、全てを破壊するという、戦車とアルマジロを合体させたような兵器(生物?)で、それが宿敵マンティコアと戦うという、なんとも不思議なストーリーを、音楽で表現している。
演奏はまさに「戦い」のように緊張感があり、めまぐるしく展開する曲構成と、グイグイ責めてくるようなメンバーのプレイに圧倒される。
少々演奏の粗さを感じるが、それがかえってライヴのような雰囲気を出しており、インパクトを強めているのではないだろうか。
クオリティ面で、音の薄っぺいところが残念ではあるが、これを重低音を効かせた、メタル・サウンドで演奏すれば、かなりヘヴィなプログレ・メタルになるだろう。
【収録曲】
1. Tarkus
2. Jeremy Bender
3. Bitches Crystal
4. The Only Way (Hymn)
5. Infinite Space (Conclusion)
6. A Time And A Place
7. Are You Ready Eddy?
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