ANNIHILATOR(アナイアレイター)/CRITERIA FOR A BLACK WIDOW(1999)国内盤
カナダのスラッシュ・メタル・バンド、ANNIHILATOR(アナイアレイター)の7作目。1999年リリース。
ジェフ・ウォーターズの、ソロ・プロジェクト的要素が強いアルバムが続いたが、本作で一変、バンド形式で制作されている。
ファーストでヴォーカルを担当していたランディ・ランペイジが復帰し、まさに「原点回帰」をはかった内容だ。
曲が複雑化し、スラッシュとしてのスピード感もアップ。
私としては嬉しい変貌となった。
ただ、「初心に戻って再出発」との意識が強いのか、意図的であると思われる、過去の似たリフの使用は、あまりいただけない。
というのも、過去作品のリフの方が、断然かっこいいのだ。
完成度は高く、内容も良いのだが、初期に戻そうとするあまり、小さくまとまった感が、どうしてもしてしまうアルバムだ。
Jeff Waters - guitar, vocals, producer, engineer, mixing, liner notes
Randy Rampage - vocals
David Scott Davis - guitar
Russell Bergquist - bass
Ray Hartmann - drums
【収録曲】
1. Bloodbath 05:22
2. Back to the Palace 05:34
3. Punctured 05:50
4. Criteria for a Black Widow 05:57
5. Schizos (Are Never Alone) (Part III) 05:53
6. Nothing Left 04:52
7. Loving the Sinner 04:38
8. Double Dare 05:27
9. Sonic Homicide 04:31
10. Mending 02:46
Total playing time 50:50
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