DEICIDE(ディーサイド)/ DEICIDE(1990)国内盤
アメリカのデス・メタル・バンド、DEICIDE(ディーサイド)のデビュー・アルバム。1990年リリース。
初期デス・メタルを支えたバンドだが、凶暴性においては群を抜く存在だった。
サタニズム(悪魔崇拝)度が強く、キリスト教に対する怒りは半端ではない。
パフォーマンスではなく、心の底から怒りを爆発させたようなサウンドは、鬼気迫るものがあり、圧倒される。
怒りに満ちたサウンドは、全体的にスピード感があり、突っ走る印象があるが、細かなリフ展開やリズム・チェンジなど、なかなか凝った曲構成を誇っているからすごい。
凶暴性や残忍性だけのバンドなら、わずかな作品を残して消えていったかもしれない。
しかし、息が長く、アルバムを出し続けているのは、やはり曲そのものに魅力があり、ファンに指示されるからだろう。
ややクオリティに難があるものの、ファーストにして高い音楽性を誇る、デス・メタルの名盤だ。
Glen Benton – bass, vocals
Brian Hoffman – guitar
Eric Hoffman – guitar
Steve Asheim – drums
Deicide – production
Scott Burns – production
【収録曲】
1. "Lunatic of God's Creation" 2:42
2. "Sacrificial Suicide" 2:51
3. "Oblivious to Evil" 2:41
4. "Dead by Dawn" 3:56
5. "Blaspherereion" 4:15
6. "Deicide" 4:02
7. "Carnage in the Temple of the Damned" 3:33
8. "Mephistopheles" 3:35
9. "Day of Darkness" 2:05
10. "Crucifixation" 3:55
Total length: 33:35
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