DEEP PURPLE(ディープ・パープル) イギリスのハードロック
DEEP PURPLE(ディープ・パープル)/MACHIE HEAD(1972)国内盤
イギリスのハード・ロック・バンド、DEEP PURPLE(ディープ・パープル)。
説明不要だが、このバンドがどれだけ多くのバンドやギタリストに影響を与えたかは、計り知れないだろう。
歴史的名作「MACHIE HEAD」は1972年リリースの6作目。
アルバム購入以前、私がラジオで名曲、「Highway Star」を初めて聴いた時は、衝撃だった。
「なんて長いイントロなんだ」
「なんて長いギター・ソロ(ハモンド・オルガンのソロも含む)なんだ」
そして
「なんて、かっこいいんだ!!」
ビートルズやポップス、歌謡曲しか聴いたことの無かった私にとって、この曲は今まで聴いてき曲の常識を覆すものだった。
一体誰の曲なんだ?
その時DJの紹介が
「○○おじさんの○○○でした」
としか聴き取れず、長い間、曲名とバンド名が不明だった。
「○○おじさん」なんて、そんな変なバンド名があるのかと、不思議で仕方なかった。
ところが高校時代、友人がランダムにダビングしてくれたテープの中に「MACHIE HEAD」があり、やっと「Highway Star」に再開できたのだった。
その時の喜びと言ったら、とてつもなかった。
DJは「リッチーおじさんの、ハイウェイ・スターでした」と言っていたのだろう。
それ以降、私の部屋には「MACHIE HEAD」がなりっぱなしとなった。
「Highway Star」をはじめ、このアルバムが私に与えた影響は大きく、その後の音楽スタイルを、大きく変えてしまった。
当時趣味でギターを弾いていたのだが、それまで、ビートルズなどをコピーしており、ハード系とは無縁の練習をしていた。
しかし、どうしても「Highway Star」のソロが弾きたくて、はじめて早弾きに挑戦。
それなりに聴けるまで上達したときは、とても嬉しかった。
全曲大好きなので、ほぼコピーし、アルバム通して弾けるようになった。
しかし、「Lazy」だけは無理だった。
今では、一体どんな指と脳みそをしているのだろうと思うくらい、超絶テクニックのギタリストはたくさんいる。
けれど、「Lazy」を、リッチーのように弾けるギタリストは、そういないだろう。
決して神格化するつもりはないが、リッチーは単に指が動くだけではなく、フレーズに、まるで感情が宿っているような弾き方ができる、数少ないギタリストだと思う。
ともあれ、ハード・ロックや、ヘヴィ・メタルというジャンルに目覚めるきっかけとなったのがこのアルバムで、何度繰り返し聴いたかわからない。
以降、どんどんハードなジャンルへと、進んでいくのだった。
Vo.Ian Gillan
G.Ritchie Blackmore
B.Roger Glover
Key.Jon Lord
Ds.Ian Paice
【収録曲】
1.Highway Star
2.Maybe I'm a Leo
3.Pictures of Home
4.Never Before
5.Smoke on the Water
6.Lazy
7.Space Truckin'