DEEP PURPLE(ディープ・パープル)／SLAVES AND MASTERS(1990)輸入盤
イギリスのロック・バンド、DEEP PURPLE(ディープ・パープル)の、再結成第三弾。1990年リリースで通算13作目。
ヴォーカルのイアン・ギランが脱退し、後任にジョー・リン・ターナーをむかえて作られた作品。
全体的にハード・ロック色が薄く、ポップでキャッチーな仕上がりになっている。
しかし、ジョー・リン・ターナーが歌っているからだろうか、｢こんなのパープルじゃない！｣という嫌悪感は無く、自然と聴けた。
確かに｢レインボー｣のイメージがあるのかもしれない。
しかしそれ以上に、ハードでも、ポップでもマッチする、ジョー・リン・ターナーの声質によるのだろう。
個人的に、演奏を食ってしまうほど強い主張をしないにもかかわらず、抜群の歌唱力で、どんな曲でも歌える彼は、素晴らしいシンガーだと思う。
90年代の技術ゆえか、クオリティーが良いのもあって、インパクトに欠けるものの、それなりに楽しめる作品だ。
Joe Lynn Turner (Vo)
Ritchie Blackmore (G)
Jon Lord (Key)
Roger Glover (B)
Ian Paice (Dr)
【収録曲】
1. King Of Dreams
2. The Cut Runs Deep
3. Fire In The Basement
4. Truth Hurts
5. Breakfast In Bed
6. Love Conquers All
7. Fortuneteller
8. Too Much Is Not Enough
9. Wicked Ways
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