Led Zeppelin(レッド・ツェッペリン)/Ⅰ(1969)国内盤
イギリスのハード・ロック・バンド、Led Zeppelin(レッド・ツェッペリン)のファースト・アルバム。1969年リリース。
英メロディ・メーカー紙の人気投票で、1位の座をビートルズから奪ったほど、ツェッペリンのデビューは衝撃的だったらしい。
しかしその衝撃はダテではなく、本作は、デビュー作にして圧倒的な完成度を誇っている。
まず、クオリティが抜群に良い。
ビートルズは別として、当時の他のバンドに比べ、格段に各パートの音がクリアで、生々しい。
アコースティック・ギターの音など、まるですぐそこで弾いているかのようだ。
そして肝心の内容も、驚きの充実度だ。
ハード・ロックとしての存在感をオープニング曲で示しながら、切なくも美しいブルージーな2曲目。
そしてフォーク、トラッドの要素を取り入れながら、多彩なサウンドが繰り広げられている。
カヴァーが入っているとはいえ、すでにバンドのスタイルを確立させているのではないだろうか。
そのうえ、ヴォーカルの歌いっぷり、各パートの演奏っぷりは堂々たるもので、テクニック云々を越えて、ベテランの風格さえ漂わせている。
ハードさと渋さを融合した、ツェッペリンの世界はすでに健在だ。
どの曲も素晴らしく、ファーストにして傑作をつくり上げた名盤!
Robert Plant (vo)
Jimmy Page (g)
John Paul Jones (b, key)
John Bonham (ds)
【収録曲】
[1] Good Times Bad Times
[2] Babe I'm Gona Leave You
[3] You Shook Me
[4] Dazed And Confused
[5] Your Time Is Gona Come
[6] Black Mountain Side
[7] Communication Breakdown
[8] I Can't Quit You
[9] How Many More Times
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