PROTECTOR(プロテクター)/A SHEDDING OF SKIN(1991)国内盤
ドイツのスラッシュ・メタル・バンド、PROTECTOR(プロテクター)。
「A SHEDDING OF SKIN」は、1991年リリースのサード・アルバム。
プロデュースはハリス・ジョーンズで、トリオ編成で制作されている。
ヴォーカルがチェンジし、デス・ヴォイスになったため、かなりデス・メタルっぽくなった。
「とにかく激しい」ということを追及したようなアルバムで、攻撃的なリフとりズムで、ガンガンに攻めてくる。
ドラムのリズム感が不安定だが、それも勢いで押し切る(ごまかす?)ような感じだ。
その、圧倒的なパワーは良いのだが、曲構成や演奏技術などは、今ひとつ魅力に欠けるように思う。
単純に激しい曲を聴きたい時にはもってこいの作品だが、やはりクリエイターやソドムと比べると、色あせてしまうだろう。
デス・メタルの黎明期を支えた、B級バンドの秀作といった感じか。
尚、私はリリース当時に新譜で購入したのだが、廃盤になって久しく、国内盤の帯付きは、結構なプレミアがついているようだ。
Bass – Eduard Belichmeier, Matze Grün
Drums – Michael Hasse
Engineer – Harris Johns
Guitar, Vocals – Oliver Wiebel
【収録曲】
1 Intro
2 Mortuary Nightmare
3 A Shedding Of Skin
4 Face Fear
5 Retribution In Darkness
6 Doomed To Failure
7 Thy Will Be Done
8 Whom Gods Destroy
9 Necropolis
10 Tantalus
11 Death Comes Soon
12 Unleashed Terror
13 Towards Destruction
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