SLAYER(スレイヤー) アメリカのスラッシュメタル
SLAYER(スレイヤー)/REIGN IN BLOOD(1986)国内盤
アメリカのスラッシュ・メタル・バンド、SLAYER(スレイヤー)。
メタリカ、メガデス、アンスラックスと共に、BIG4(スラッシュメタル四天王)と言われる、スラッシュ・メタル黎明期を支えた老舗バンドだ。
長くバンドをやっていると、ある程度の音楽性の変化はつきものだが、スレイヤーは、基本的な方向性は不動で、一貫したサウンドを貫いている。
過激なテーマを扱い、攻撃的でスピード感溢れるサウンドに、陰鬱でダークな要素を取り入れ、一聴して「スレイヤー」とわかる、強い世界観を持っている。
「REIGN IN BLOOD」は1986年リリースの、サード・アルバム。
音楽性が不動のため、どうしてもアルバムごとのカラーが似てしまうが、本作は名曲ぞろいの、傑作アルバムに仕上がっている。
スレイヤーの魅力は、なんといってもリフのかっこよさだろう。
攻撃的なサウンドながら、リフのメロディアスさと構築美はなかなかのもので、何度も聴きたくなる魅力を持っている。
この作品は、そういうかっこよさが凝縮されており、印象に残るリフが満載。
また、デイヴの正確無比なドラミングは素晴らしく、曲の完成度を著しく高めているのではないだろうか。
名曲の「Angel Of Death」からはじまり、タイトル曲の「Raining Blood」に終わるという曲構成もよく、最後までハイ・テンションで一気に聴けてしまう、スラッシュ・メタル界に君臨する大傑作アルバムだ。
Dave Lombardo Drums
Tom Araya Vocals, Bass
Jeff Hanneman (R.I.P. 2013) Guitars, Lyrics (tracks 1, 3, 6, 9-10)
Kerry King Guitars, Lyrics (tracks 2-8, 10)
【収録曲】
Angel Of Death 4:50
Piece By Piece 2:02
Necrophobic 1:38
Altar Of Sacrifice 2:49
Jesus Saves 2:49
Criminally Insane 2:13
Reborn 2:20
Epidemic 2:12
Postmortem 2:44
Raining Blood 4:23