NOCTURNUS(ノクターナス)/THE KEY(1990)輸入盤
アメリカのプログレッシヴ・デス・メタル・バンド、NOCTURNUS(ノクターナス)のファースト・アルバム。1990年リリース。
デス系でメンバーにキーヴォードがいるのが当時めずらしく、かなり革新的なバンドだった。
デス・メタルを基調に、複雑で知的な曲展開をみせる、プログレ・デスの創始者的な存在だ。
変拍子を取り入れ、めまぐるしく展開するリズムは先が読めず、ギターのリフも独特だ。
SFを連想させるサンプリングはやや浮いており、リスナーの好みが分かれるだろうが、強いオリジナリティーを持っており、ファーストにしてバンドのカラーを確立しているのではないだろうか。
クオリティが悪いのが残念だが、高速ギター・ソロはインパクトがあり、テクニックもなかなかなもの。
ドラムのリズムに若干難を感じるが、今聴いても孤高のサウンドは色あせておらず、じゅうぶん新鮮に聴ける。
古典プログレ・デスの、傑作盤だ。
Mike Browning – drums, vocals
Mike Davis – guitar
Sean McNenney – guitar
Jeff Estes – bass
Louis Panzer – keyboards
Kam Lee – backing vocals
【収録曲】
1. "Lake of Fire" 4:51
2. "Standing in Blood" 4:13
3. "Visions from beyond the Grave" 4:00
4. "Neolithic" 4:40
5. "Undead Journey" 4:16
6. "B.C./A.D. (Before Christ/After Death)" 4:48
7. "Andromeda Strain" 3:36
8. "Droid Sector" 4:16
9. "Destroying the Manger" 5:59
10. "Empire of the Sands" 6:17
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