FESTA MOBILE(フェスタ・モビーレ) イタリアのプログレ
FESTA MOBILE(フェスタ・モビーレ)/Diario Di Viaggio Della Festa Mobile(1973)輸入盤・紙ジャケット
イタリアのプログレッシヴ・ロック・グループ、FESTA MOBILE(フェスタ・モビーレ)。
ツイン・キーボードのBoccuzzi兄弟を中心とするグループで、写真を見ると5人編成のようだが、クレジットは3名のみが表示されている。
「Diario Di Viaggio Della Festa Mobile」は1973年リリースの唯一作で、イタリアン・プログレッシヴ・ロックの名盤と呼べる一枚だ。
圧巻なのは全編を通して鳴り止まない生ピアノで、ジャズとクラッシックの要素を交えながら、重厚な旋律を奏でており、とてもスリリング!
次々と展開する、変拍子を交えた曲展開も素晴らしく、聴く者を圧倒するような音の洪水は、凄まじいパワーを持っている。
激しい演奏に乗る、どことなく気の抜けたヴォーカルのコントラストも面白く、
それが独特の個性となっており、とても味わい深い。
このダイナミックさは、ヘヴィ・メタルに通じるものがあり、メインの楽器を歪んだギターにすれば、案外違和感なくプログレ・メタルの名盤が誕生するのではないだろうか。
メコン・デルタあたりがコピーしてくれないだろうか・・・・
Francesco Boccuzzi keyboards, vocals
Tonio Napoletano bass
Giovanni Boccuzzi keyboards, guitar
【収録曲】
1. La Corte di Hon (4:57)
2. Canto (6:11)
3. Aristea (5:05)
4. Ljalja (6:53)
5. Ritorno (8:43)
Total Time 31:51