最近のヤクオフ
今年の春、下の娘が小学校に入学します。
もうそんな歳になったかと、感慨深げですが、入学に伴い、現在私が一人で使用している部屋を、娘に明け渡さなければなりません。
その部屋は私が独身時代から使っている部屋で、パソコンとオーディオ、楽器などが置いてあり、大量のCDが壁一面を占めています。
明け渡すことはわかっていたので、物を整理すべく、本格的に膨大な所有CDを手放すことにしました。
昨年から、当ブログで音楽レビューを頻繁に更新しながら、記事を書きつつ「これはもう聴かないか~」と、手放すCDを選別し、大量にオークションに出品。
値段もかなり下げたため、それなりに落札され、100枚以上はCDラックからなくなりました。
その中には、小遣いをやりくりし、また、レア物でCDショップを何軒もハシゴして手に入れたものなど、それなりの思い入れがあるものもあります。
当然、気軽に安く買ったCDもあるものの、何十年もの積み重ねで増えていったCDが、わずか半年で100枚ほど減り、手にした金額がわずかとう事実に、少し寂しい思いがします。
今は不必要と判断し、手放したCDとはいえ、落札していただいた方が、愛聴する一枚になればと、願わずにはおれません。
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最近オークションをしていて感じるのは、「不誠実な対応」が、あまりにも多いことです。
特に「新規ID」での落札は、高い率で返事がありません!
いったい、購入する意志がなくて、なぜわざわざIDを取得して、入札をするのでしょう?
事故や病気など、やむを得ない理由で連絡ができない場合は別として、考えられるのは
・単なるイタズラ
・同じ商品を出品している出品者の妨害
・出品者の名前や住所など、個人情報を得ることを目的とした意図的なもの
などでしょうか。
いずれにしても、まともな神経をしているとは思えません。
ですので、今では出品の際、仕方なく注意事項に「新規の方はお断り」と、記載しています。
また最近、はじめの取引案内から、3日、4日と返事がかえってくるのが遅い方や、約束の入金日を、連絡なく遅らせる方など、ルーズな人も、目立ちます。
そういう方はIDを「ブラック・リスト」に登録して、今後のお取引を拒否することにしています。
ガンコで神経質といいわれればそれまでですが、私は商売としてオークションをしているわけではないので、不快な思いをしてまで買って頂こうとは思いません!
一方、「縁あってお取引できて嬉しい」とか、「ずっと探していたものです!」などと、誠実な対応や、喜びの声などを頂いたときは、「やっていて良かった!」と、苦労が報われる思いがします。
もともと落札金額の大小や、損得にかかわらず、商品の梱包などは、できるかぎり手間暇かけて、商品が傷まないようにと心がけております。
そういう誠実な落札者の方には、損得を越えて、もっと要望を聞いたりしながら、ずっとおつきあいしていきたいと思います。
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ともあれ、「入札」という行為は、相手がある以上、「責任」をともなうものです。
入札が落札となれば、出品者は取引の案内を連絡し、私ならただちに商品を取り出して、梱包作業に入ります。
すぐに発送できるまで準備をし、落札者の返事を待つのです。
結局返事がなく、梱包を再び解く時ほど、空しく、腹立たしいことはありません。
落札者は「欲しいと思ったけど、やっぱり気が変わった」などと、軽い気持ちかも知れませんが、自分のいいかげんな行為によって、相手に迷惑をかけるという、自覚をもっていただきたい!
たかが私の最近のオークション事情ですが、これとて社会の縮図。
今の世の中、「自分の行為に責任が取れない」人間が、増えているのではないでしょうか。
その時その時の感情のおもむくまま行動し、気が変われば責任を放棄。
相手に自分の意志を伝えもせず、謝罪もせず、無責任な行動を追及されても、ひたすら無視。
これでは分別ある大人とはいえません!
幼児性から抜け出せない大人が築く社会・・・・
オークションの近況から、今の日本社会に不安を感じてならない私でした。