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METALLICA(メタリカ)/METALLICA(1991)輸入盤

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METALLICA(メタリカ)/METALLICA(1991)輸入盤
 
アメリカのスラッシュ・メタル・バンド、METALLICA(メタリカ)の5作目。
 
1991年リリースで、真っ黒なジャケットから通称「ブラック・アルバム」と呼ばれている。
 
前作で、複雑な曲展開を主体にした、長い曲が多い作品を発表した彼ら。
 
本作は「もう長い曲はせず、ライヴで演奏しやすいものにする」というアナウンスの元リリースし、実際その通りの作品となった。
 
複雑な曲展開はなりをひそめ、全体的にミドル・テンポになり、曲がコンパクト化。
メタリカが「脱スラッシュ・メタル」となった第一作だ。
 
発表当時大きな話題を呼び、爆発的なセールスを記録した。
 
私は発売と同時に購入したが、かなり失望したことを覚えている。
 
「メタリカもただのヘヴィ・メタルになってしまったか・・・・」
 
これが率直な感想で、セカンドあたりを期待していた私は、あまりの曲の簡略化に、なぜここまでファンが絶賛して受け入れるのかが、不思議でならなかった。
 
しかし、徹底的に重低音を強調したサウンドの迫力は尋常ではなく、体感するヘヴィさは、聴く者を圧倒する。
 
私が不満に感じた曲の簡略化は、まさにこのヘヴィさを追及するためのもので、単に「簡単になった」のではないのだろう。
 
繰り返し聴いているうちにそう感じてきて、そうなると、リフのかっこよさが引き立ってくる。
 
演奏しやすいのもあって、当時組んでいたバンドでも何曲かコピーし、6弦を1音落として重低音を強調した曲「Sad But True」を演奏すると、とても気持ちよかったりするのだ。
 
結果的に、スラッシュ・メタルではなくなったメタリカを悲しみつつ、結構繰り返し聴いた作品となった。
 
James Hetfield – lead vocals, rhythm guitar
Lars Ulrich – drums
Jason Newsted – bass 
Kirk Hammett – lead guitar
 
 【収録曲】
1. Enter Sandman
2. Sad But True
3. Holier Than Thou
4. The Unforgiven
5. Wherever I May Roam
6. Don't Tread on Me
7. Through the Never
8. Nothing Else Matters
9. Of  Wolf & Man
10. The God That Failed
11. My Friend of Misery
12. The Struggle Within 
 
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