CARAVAN(キャラバン) イギリスのプログレ
CARAVAN(キャラバン)/Land Of Grey And Pink(1971)輸入盤
ワイルド・フラワーズというバンドを母体とし、ソフト・マシーンと二分したバンド、CARAVAN(キャラバン)。
イギリスのカンタベリー出身で、カンタベリー・ミュージック系の代表バンドとして語られることが多い。
「Land Of Grey And Pink」は1971年作のサードアルバムで、彼らの最高傑作との声が高い代表作。
激しい曲展開や、大仰な演出などはなく、サウンドはいたってシンプル。
よけいなものをそぎ落とし、純粋にメロディの良さと、加工をおさえた楽器の音を楽しむことが出来る。
手の込んだソースたっぷりのフランス料理ではなく、素材の味を生かした日本料理といった感じか。
どこかほのぼのとした、暖かみのあるサウンドは親しみやすく、リラックスしながら聴くことができる。
一見ただのカントリーミュージックともとれるので、はじめて聴いた時は「これのどこがプログレなのか?」と思ったものである。
しかし、随所にちりばめられたヒネりは、ひかえめながらプログレの要素を備えており、味わい深い。
「プログレ」というジャンルは、とにかく幅が広く、奥が深いものだ。
- Richard Sinclair / bass guitar, acoustic guitar, vocals
- Pye Hastings / electric. guitars, acoustic guitar, vocals
- David Sinclair / organ, piano, mellotron, harmony vocals
- Richard Coughlan / drums, percussion
- Jimmy Hastings / flute, tenor saxophone, piccolo
- David Grinsted / cannon, bell, wind
【収録曲】
1. Golf girl (5:05)
2. Winter wine (7:46)
3. Love to love you (and tonight pigs will fly) (3:06)
4. In the land of grey and pink (4:51)
5. Nine feet underground: (22:40)
- Nigel blows a tune
- Love's a friend
- Make it 76
- Dance of the seven paper hankies
- Hold grandad by the nose
- Honest I did!
- Disassociation
- 100% proof